今日は私の誕生日だ。
8月8日。
八は末広がりだから、「縁起がいいのよ」と祖母も母もよく言っていたものだ。
ついでに言えば、1968年8月8日生まれだから、「八」が三つも連なっている✨
なんて縁起の良いことだろう。(歳はバレたけど…)
人生という旅を歩んでいけば、だんだんとよいことが増えていくと信じたいものだ。
昨日の夜24時になる少し前から、私はそわそわと落ち着かなかったのです。そして、いよいよ8月8日に突入したとき、母を想いました。
お母さん、産んでくれた日だよ。
とーーー
だけど、おっとまだ早かった。
母が私を産んだのは、明け方だと言っていたな。
だから、まだだ。
私は布団に横になり、柚木麻子の『BUTTER』を読みながら眠った。
朝8:00頃起きて、呟く。
「お母さん、おはよう」
毎朝言っている。
もう、私は生まれている。
そう思ったから、また呟く。
「お母さん。もう生まれてるね」
飾ってある母の写真を見る。
居間にいくと、すでに起きていた夫が、
「お誕生日おめでとう」
と言ってくれた。
夕方、私が見つけた鮮魚店兼居酒屋へ。
豪華な海鮮丼を食べた。
57歳女には多すぎる。
お腹パンパン。
夫と2人お腹いっぱい幸せだねと言い合って店を出た。
行きは歩いたけど、帰りは電車に乗ることにする。
日没前の青空を覆うような白くて巨大な入道雲。
雲の右側だけが光っている。
なんて美しい……
ああ、あそこにお母さんはいるんだな。
私は確信する。
あそこから、あたしのことを見ている……
あの日から、美しい花と花の隙間に、葉と葉のこすれあう囁きに、母を感じている。
触れていないのに物が落ちたり。椅子の向きが逆になっていたり。
おちゃめだった母のいたずらだって感じてる。
私には、母がいない意味がわからない。
だから、母はいるのだと思うことにした。
おかしいっていう人きっといるだろうな。
誰にも言っていない。
妹にだけは言うかもしれない。
先週、夜中眠っていたら、背中がつりそうになり目が覚めた。心臓もおかしいように感じるし……
ああ、あたし死ぬのかもな……
だけど、91歳の父を残して死ぬわけにいかないなぁ……
そのうち痛みは治まって、私は眠ったのだ。
その数日後、コレステロールの薬を処方している医師にその話をしたら、大丈夫そうだとのこと。
そうなのか……
と思った途端に、医師はこう続けた。
「心臓が掴まれるような痛みだったら、すぐ救急車呼んでください」
ええ?! やっぱり危ない可能性はゼロじゃないってこと?!
そういう歳になったのね、あたし(;^_^A
最近あまり調子のよくない夫はもう眠っている。
私は1人静かにこれを書いている。
そんな誕生日でした。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
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